G-Probe1 Ver.1

cRNA プローブ検索ソフトウェア G-Probe1 は遺伝子発現解析用 cRNA プローブを検索するソフトウェアです。
配列データをインターネット上のデータベースから取得し、その配列データをキーにして BLAST 検索をかけます。
その検索結果から標的遺伝子を特異的に検出できる領域を判定し、その領域内よりプローブとして使用できる条件を満たした配列を抽出します。

(画像: プローブ検索イメージ)

プローブの利用範囲

  • サザンブロットハイブリダイゼーション
  • ノーザンブロットハイブリダイゼーション
  • In situ ハイブリダイゼーション

処理の流れ

1. ターゲット遺伝子の検索・指定

ターゲット遺伝子を、下記いずれかで指定

  1. キーワードによる検索
  2. アクセション番号の入力
  3. 配列直接入力

2. ターゲット遺伝子をクエリにして BLAST

ターゲット遺伝子をクエリにして NCBI RefSeq データベースを検索

プローブの条件を定め、他の遺伝子との相同領域を取り除いた領域からプローブ候補を検索開始


3. プローブ候補の一覧表示

検索したプローブ候補を特性値と共に一覧表示

  • 自己相補安定性
  • RNA 二次構造安定性
  • ヘアピン構造安定性
  • G 含量
  • Tm 値
  • PCR Primer GC 含量

一覧の中から、利用するプローブを選択します。


4. プローブの特異性確認

3. で選択したプローブの特異性を塩基配列全体のデータベースで確認できます。

高い相同性をもつ領域が存在したときは、その領域を除いて再検索を行うことができます。

これまでの操作の記録 (ログ) を保存することができます。

また、プローブのデータを CSV 形式で保存することができます。


G-Probe1 の利用例

本ソフトウェアを利用して作製した cRNA プローブを用いて行った ISH の例

ISH の例 (1)
ISH の例 (2)
マウスの結果例 (紫色の領域が発現している箇所)



  • スクリーンショット - ターゲット遺伝子の検索・指定

    ターゲット遺伝子の検索・指定



  • スクリーンショット - ターゲット遺伝子をクエリにして BLAST

    ターゲット遺伝子をクエリにして BLAST



  • スクリーンショット - プローブ候補の一覧表示

    プローブ候補の一覧表示



  • スクリーンショット - プローブの特異性確認

    プローブの特異性確認



動作環境

対応機種Microsoft Windows XP/2000 が動作する機種
OSMicrosoft Windows XP/2000
メモリ128MB 以上(推奨 256MB)
ハードウェアCD-ROM ドライブ、ハードディスク、ネットワークインターフェイス
HD 容量アプリケーションインストール領域として約 10MB